Netflix『Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む』は実話？サイモン・レビエフは実在する？

2022年2月5日2022年11月11日

この記事はNetflixの新作ドキュメンタリー『Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む』（原題:The Tinder Swindler）についての記事である。サイモン・レビエフを名乗った天才詐欺師シモン・ハユットの詳細や、インスタグラムのアカウントも現在残っていたので紹介していく。

この記事でわかること

・『Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む』とは
・『Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む』は実話？フィクション？
・『サイモン・レビエフ/シモン・ハユット』の詳細
・『LLD Diamonds』は実在する？
・『サイモン・レビエフ/シモン・ハユット』のインスタグラム
・『Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む』で流れる楽曲

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『Tinder詐欺師: 恋愛は大金を生む』は実話？

自家用機で世界中を飛び回るダイヤモンド王子のふりをして、ネットで出会った女性たちから大金をだまし取った男。彼の被害者たちによる復讐劇が今、幕を開ける。
Netflixより

イスラエル出身の詐欺師であるシモン・ハユットがマッチングアプリの『ティンダー』を使って複数の女性からお金を騙し取った実話に基づいたドキュメンタリーである。

サイモン・レビエフは何者？

サイモン・レビエフは偽名

シモン・ハユットは、サイモン・レビエフという名の億万長者のふりをした31歳の男性です。
イスラエルのブネイ・ブラック出身で、彼は自分自身を「ダイヤモンドの王子」と呼び、ロシアとイスラエルの億万長者でダイヤモンド界の大御所「LLD Diamonds」のレブ・レビエフの息子であると主張しますが、実際は何の関係もありません。

詐欺の手口

シモン・ハユットはマッチングアプリの『ティンダー』を使ってターゲットに近づき、最初は贅沢なライフスタイルを披露して被害者を信頼させます。その後、自分自身が危険にさらされていると主張し、敵に特定されるので自分名義のクレジットカードが使えないと言って被害者のクレジットカードや現金を騙し取るような手口を繰り返していた。
アメリカのメディアが調べたところシモン・ハユットは世界中の被害者から合計1000万ドルを搾取したと推定されています。

シモン・ハユットの現在

シモン・ハユットは現在もイスラエルに住んでいます。

シモン・ハユットは2011年に盗まれた小切手を現金化したことで、盗難、偽造、詐欺の罪で起訴されましたが、判決前に逃亡しました。その後2015年にフィンランドで女性を監禁した罪で有罪判決を受け逮捕され2年間服役していましたが、出所後『ティンダー』を使って詐欺を始めました。

今回の映画でも描かれているように、彼は2019年に再び逮捕され、テルアビブ治安判事裁判所で15か月の刑を宣告されましたが、コロナウィルスの発生により受刑者の数を減らすための刑務所の試みにより、わずか5ヶ月後に保釈が認められたようです。

LLD Diamondsは実在している！

1996年にレブ・レビエフによって設立された『LLDDiamonds』は、実在している会社で、宝石業界で世界最大のメーカーおよびダイヤモンドカッターの1つとして運営されています。
レブは有名なディアマンテア、ビジネスマン、投資家、慈善家として、過去数十年に渡ってダイヤモンド取引に貢献してきたことから、「ダイヤモンドの王」と呼ばれるようになりました。

ディアマンテアとは

世界のダイヤモンド産業の上位層に定着したダイモンド業界の重鎮を意味する言葉です。またはダイヤモンドの生産やカット、ダイヤモンドに関する知識に長けている人を呼ぶ場合もあります。

レブは世界中に複数のダイヤモンドジュエリーブティックを所有しているだけでなく、イスラエルに本社を置く不動産および建設会社の支配株主でもあります。レブのすべての事業を管理する『Leviev Group of Companies』という組織があり、『LLDDiamonds』はその一部となっています。